今年もやってきました!夏!
夏と言えば、アウトドアでキャンプや海水浴、夏祭りなど、外に出る機会が増えます。
夏の外出時に困るのが、蚊ですね。
蚊に刺されるとかゆいし痕もつくのでできるだけ遭遇したくないものです。
あの、蚊の飛ぶ音も気になりますよね。
ところで、蚊は蚊でも、場所によって形や色が若干違っていることをご存知ですか?
よく見ると、蚊にも種類があることがわかります。
今回は、日本にいる蚊の種類と、かゆくなる理由を調べてみました。
まずは違いを知って、蚊の被害から身体を守りましょう。
蚊はどこからやってくる?
まず、蚊はどこからやってくるのか確認してみます。
蚊の幼虫であるボウフラは、水の中に住んでいます。
水の中といっても様々で、海や川以外にも、流れのない水たまり、雨水の入った空き缶やゴミの袋など、どんなところでも生息します。
20度以上の水温で成長するので、日本では春から夏にかけて多くみられるようになります。
水があれば生きることができるボウフラですが、水分がなくなって乾燥した場所では生き延びることができません。
このようなことから、日本では梅雨の湿気の多い時期を乗り越え、雨の上がる夏になると大量に成虫(蚊)となって飛び回るんですね。
日本の蚊の種類の代表選手は4種類
日本には100種類以上もの蚊がいるそうです。
この中には血を吸わない蚊も含まれていますが、その中でも、私たちを刺してかゆくさせる代表的な蚊をご紹介します。
【ヒトスジシマカ】
体の色が黒と白の縞々模様の蚊です。庭先の水場から、竹藪などの湿った場所など広範囲にわたって生息しています。
縞々模様は見かける人も多いと思います!
一番かゆいやつ、というイメージがあります。
生息地 | 東北以南 |
刺す時間帯 | 昼間、夜間でも明るい場所では刺す |
大きさ | 約4.5㎜ |
【オオクロヤブカ】
ヒトスジシマカと比べて少し大きめで黒っぽい蚊が出たら、このオオグロヤブカです。
ところどころ白い斑点があるのが特徴です。
トイレなどの汚れた場所で発生しやすい蚊です。
生息地 | 本州以南 |
刺す時間帯 | 夕方 |
大きさ | 約5㎜ |
【アカイエカ】
赤っぽい色をした蚊が飛んでいたらこのアカイエカです。
他の蚊と違って、真夏より春や秋に精力的に活躍します。
家周辺のドブや下水溝などの汚れた水から発生しやすく、私たちの住む家の中に侵入してきます。
人間以外にも、犬や鳥の血も大好物のようです。
生息地 | 北海道から沖縄まで全国各地 |
刺す時間帯 | 夜間~朝方まで |
大きさ | 約5.5㎜ |
【チカイエカ】
アカイエカによく似た蚊です。
こちらは街中に多く出る蚊で、都会のど真ん中に住んでいる都市害虫です。
夏場に増え、寒くなると減っていく蚊が多い中、このチカイエカは、寒くなった冬場でも精力的に活動する珍しい蚊です。
生息地 | 北海道から九州まで |
刺す時間帯 | 一日中 |
大きさ | 約5.5㎜ |
蚊に刺されてかゆくなる理由
蚊は血を吸う時に自分の唾液を注入します。
この唾液には麻酔物質が入っていて、血を吸う間に麻酔をさせようとします。
この麻酔物質の入った唾液がアレルギーを引き起こすことで、かゆみをかんじてしまいます。
ちなみにこの唾液、蚊が血を吸い終わるとこれも吸い取ってくれます。
ですので、蚊が刺している途中で殺してしまうとかゆみが長引きますが、見守るとかゆみが残りにくいそうです。
少しの間でも、かゆいのを我慢できるかどうか・・・が問題ですね。
最後に
アウトドアで山に出かけたときと、家周辺に出る蚊が違うように感じたのは、種類が全然違っていたからなんですね。
種類によって、刺す時間帯や出没期間も結構違いがあることがわかりました。
もしこの夏、蚊を見つけたら、叩き潰す前に観察してみましょう。
かゆみも早めに治まり、蚊の種類も見分けられて一石二鳥!?かもです。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!