男の子のいるご家庭では、毎年5月5日のこどもの日には五月人形が飾られますね。 この頃の季節は、ポカポカと温かい陽気で子供の外で遊びまわる風景が印象に残っています。
元気に大きくなあれと願いを込めて祝われる端午の節句。 今回はそんな端午の節句にスポットライトを当ててみました。
五月人形はいつ飾るものなのか、時期や方角についてなど詳しく見ていきましょう。
五月人形とは?
五月人形とは、その家の男の子の誕生を祝い、無事に何事もなく元気に成長し立派な大人になるようにと願いを込めて飾る人形のことです。 5月5日の端午の節句に飾られるものといえば二つ思い浮かびますね。
ひとつは「こいのぼり」。そしてもうひとつがこの「五月人形」。
これらを五月飾りと言うのですが、こいのぼりは外に飾るので「外飾り」、五月人形は部屋の中に飾るので「内飾り」といいます。 これらは出来るだけ両方とも飾ると良いと言われていますが、金銭面や家の構造上の関係でどちらかしか難しい場合もありますね。そんなときはどちらか可能な方を飾ることもできます。
五月人形は主に、子供の人形に鎧を着せたものや、桃太郎、金太郎など様々な種類があります。 よく男の子のいる家には飾ってありますが、それぞれ種類やタイプが違いますね。
五月人形はいつ飾る?
それでは五月人形を飾る時期ですが、こうした昔ながらの風習ははっきりとした時期は決まっておらず、地域によっても大きな差があります。 早い時期で3月20日の春分の以降から、遅くても一週間前(4月28日)くらいまでには出しておくことが望ましいです。 この期間約1か月ほどありますから、その期間内で準備のできるときになるべく早く出すという方が多いようです。
五月人形の時期や方角は?
五月人形の出す時期は上記のように春分の日から4月後半となります。しまう時期もはっきりは決まっていませんが、雨の時期がくると湿気がきますので、梅雨が来るまでに片づけることが望ましいです。
大体5月中旬を目途に片づけるのが一般的です。
飾る方角についても、特に気にする心配はありません。 床の間に飾ることが一般的なようですが、最近の家で床の間が無い場合は、リビングなど起きやすいスペースのあるところで構いません。
注意点としては、直射日光の当たる場所を避けて下さい。人形が色あせたり金具が傷む可能性があります。
まとめ
五月人形について詳しくお伝えしました。 縁起物ですので日にちや方角など決まってそうですが、案外そういう決まりはないんですね。 ひな人形は早くしまわなければ婚期が遅れるなど言われますが・・・。五月人形については、年中飾っていても問題ないくらい。確かに常に飾ってある家を見かけますよね。意外とアバウトなことに驚きました。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!